2016年度 改装作品コンテスト(第六回)

優秀賞

改装前
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改装後
改装後

改装・設計コンセプト

 神奈川県庁新庁舎は1966年(昭和41年)坂倉順三の設計により完成した。鉄筋コンクリート造地上13F地下1FでEVやトイレを中央部に配したコアシステムが採用されている。
 東日本大震災を踏まえ、大規模地震・ 津波発生時における災害対策の中枢を担う県行政の機能確保を目的に庁舎の早期耐震化に取り組む必要があるとの考えから耐震対策基本構想をまとめている。
 耐震化の為、地下1Fに免震装置を設置し、地下階及び地上階の柱・梁等の補強を施す。外装においてはALパネル+サッシ+タイルが原状回復に沿って設計されておりマットシルバー色が採用されました。
 大桟橋から見た横浜三塔(キング・クイーン・ジャック)と合わせて中央部の塔屋を高くしパネルとタイルからなるシャープな外観で対比させ横浜三塔をより引き立たせています。
 工事は各階居室を空家とするも居ながら工事となり、短工期対応・工事騒音の問題等、建築JV・他業種と打合せを重ね進めてまいりました。特に県議会開催日程を睨みながらの工事においては気をつかい対応致しました。

応募者 三協立山株式会社
建物名 神奈川県新庁舎改修及び増築工事
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