需要予測と売上高集計とその分析

平成28年度通期売上高集計の分析

改装売上高推移

平成28年度の売上高は全体で、1,025億円と対前年同期比108%の伸びとなり、建築改装協会が一つの目標である1,000億円に到達した。
地区別では対前年同時期比で大きな伸びがあった地域は、市場の大きい関東が110%、また、120%以上の伸びがあった地域は、中部123%、九州121%であった。
直契約比率は前年と同じく13%であったが、売上額では5.8億円の増であった。
(表内に記載なし)

全国売上高推移 改装売上高地域別推移
 北海道東北北関東関東北信越中部関西中国四国九州
平成26年32.762.739.1366.35562135.74717.275.8
平成27年36.559.135.4393.142.758.6173.147.722.681
平成28年37.252.236.2430.744.672.2188.745.419.997.9
平成28年度 地区別売上高構成比 改装の主要商品売上高推移
 平成26年度通期平成27年度通期平成28年度通期
手すり27.228.833.2
外装21.320.614.6
ドア169.7185.8226.9
511.7534.4545.4

改装の主要商品別売上高推移

窓・ドア・手すりと各商品とも順調に伸びた中で、特に大きな伸びがあったのは、ドアで、対前年同期比122%であり、表内に記載はないが、居住ビル の玄関ドア改装が対前年同期比144%と大きく伸びている。
拡大要因は国交省からの補助金が大きく影響しているものと考えられる。
また、直契約比率でも、玄関ドアは前年に引続き24%と一番高かったが、今年度は、窓のアルミからアルミへの改装の直契約比率が20%と特に大きくなった。(表内記載なし)

改装の用途別売上高推移
 平成26年度通期平成27年度通期平成28年度通期
庁舎58.456.663.7
病院58.766.569.4
一般ビル217.4259.6281.5
住居ビル329.7379.9435.9
学校229.4187.3174.5

用途別改装売上高推移

住居ビルが一昨年に続き対前年比は115%の伸びになり、その要因は国の補助事業の影響によるものと推測される。続いて庁舎が対前年比113%、一般ビルが対前年比108%、病院は対前年比104%とこれらの用途で約88億円の増加となった。
特に、全体の売上高の43%を占める居住ビルについては売上高は対前年56億円増と、全体の売上高を引き上げる牽引役となっている。
直契約の比率も住居ビルが一番高く、28%と比率は対前年より下げているが、売上高は前年よりも3億円増であった。(表内に記載なし)

建築改装協会需要予測

(単位:億円)

年度
商品
2012
実績
2013
実績
2014
実績
2015
実績
2016
実績
2017
見込
2018
予測
2022
予測
2026
予測
ST→AL1165252111
AL→AL466564503529538554577601625
浴戸234332222
小計479573512534546558580604628
外装パネル1110915811101111
GCW961256891012
その他330111111
小計231921211520202224
ドア玄関5170615579858998110
玄関
(本体のみ)
6911128891113
PS等81111111011121316
軽量ドア273230484849515355
重量ドア3442576082848798115
小計126164170186227237248273309
手すり協会型1233544456
一般252624242930313233
小計372927293334353739
メンテナンス252721232526272729
面格子322322222
内装656164747485052
フロント127138135138130131134138144
合計8239578949501,0251,0551,0941,1531,227

サッシ

2017年度は学校は減少傾向にあるが、ストックの増加により住居と一般ビルが
引き続き伸びるものと見込まれる。
省エネ、耐震などの改修需要は高まっており今後も拡大すると見込まれる。

外装

今後の見通しとしては、GCWは美観向上・ZEB化(2030年度まで)により2020年頃より
需要は上がる見通し。国交省統計データより耐震改修の遅れが見られるが、工法の
多様化により、パネルの需要は横ばい程度と予測される。

玄関ドア

集合住宅は本年度の補助事業影響で増加、今後もプレスドアの取替に加え、初期の化粧鋼板ドアの交換が
増えたことと、ドアの対震化、意匠性の向上に加え、錠前の操作性、防犯性能の向上による需要が
高まると考えられる。
重量ドアは防火設備の定期点検の義務化により防火ドアの是正工事の増加が見込まれる。

手すり

スチール製の手すりから、アルミ製手すりへの潜在的な改修需要は継続し増加傾向と見込まれる。
アルミ製手すりの取替については部分補修にて済まされるケースもあるため2017年も微増と予測。
官公庁案件については需要はあるが予算配分により多くの出件が望めず微増と予測。
民間案件については大規模改修工事との兼ね合いによるところが多く、例年並みと予測。

メンテナンス

住居ストックが年6%づつ増加する影響で需要が拡大すると見込まれる。
2020年度以降、メンテナンス対象の市場は増加が見込まれるが、サッシの耐久性が向上しており、
部品交換のサイクルが伸びると予想される。需要の伸び率はストックの伸びほど期待できない。
文部科学省「学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック」【改訂版】が発行されたが、学校管理者が
サッシ部品交換の必要性を認識され、今後増加する可能性がある。

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