売上高集計の分析と需要予測

2019年度売上高集計の分析 (期間: 2019年4月~2020年3月)

改装売上高推移

2019年度の改装売上高は1,045億円と前年比107%となり、3期ぶりに1,000億円台に回復した。
地区別売上高構成では関東・関西地区が全体の約6割を占めており、この地区での増加影響が大きいが東北・北関東・北信越・四国地区においても前年比110%を超えており、改装売上全体の底上げに繋がっている。
直契約比率は11%となり、前年より2%アップとなった。(表内に記載なし)

全国売上高推移 地域別売上高推移
 北海道東北北関東関東北信越中部関西中国四国九州
2017年度通期35.7 60.5 32.7 384.1 44.9 67.7 178.0 46.2 17.7 98.7
2018年度通期33.0 45.7 30.8 420.5 42.3 75.8 178.8 41.2 18.2 91.8
2019年度通期30.5 51.0 36.1 451.0 48.9 71.7 194.5 43.9 20.0 98.0
地区別売上高構成比 改装の主要商品売上高推移
 2017年度通期2018年度通期2019年度通期
手すり23.2 26.9 37.2
外装21.4 17.7 35.8
ドア240.2 223.4 248.9
469.9 480.7 494.3

改装の主要商品別売上高推移

外装改修が前年比202%と大きく伸ばしている。全国的に庁舎や商業施設・一般ビルのなど大型施設において、建物の長寿命化に向けた改修が活発化しているためと推測される。
また、ドア改修と手すり改修も前年比110%超となっており、ドアと手すり改修の重要性について認識が高まっているものと考えられる。
窓改修は改装全体に占める割合が最も高く、前年比103%の伸びであった。

改装の用途別売上高推移
 2017年度通期2018年度通期2019年度通期
庁舎62.554.0 61.4
病院56.954.160.8
一般ビル303.0 331.6339.6
住居ビル360.8392.4414.1
学校183.0 146.0 169.7

用途別改装売上高推移

19年度は全ての用途で伸長している。学校で前年比116%と最も大きな伸びとなっており長寿命化事業の活性化がひとつの要因であると考える。病院においても前年比114%となっており高齢化社会に対応するための環境整備などの需要が増えているものと推測される。
住居ビル、一般ビルにおいては、堅調なストック需要もあり3期連続の伸びとなっている。
直契約比率は住居ビルが27%で、全体の96%を占めた。(表内に記載なし)

建築改装協会需要予測

(単位:億円)

年度
商品
2013
実績
2014
実績
2015
実績
2016
実績
2017
実績
2018
見込み
2020
予測
2023
予測
2027
予測
ST→AL254531111
AL→AL529538463474489445459486525
浴戸333222221
小計534546470481494448462489527
外装パネル158810118111213
GCCW5697256789
その他114001111
小計211521173615192123
ドア玄関55798776919297116170
玄関(本体のみ)128101077666
PS等111011101515141414
軽量ドア484845465354565964
重量ドア6082879183848793100
小計186227240233249251260288354
手すり協会型542285102020
一般242921252925303030
小計293323273730405050
メンテナンス232521262526252526
面格子323433333
内装164746506263646668
フロント138130142139139140143148154
合計9501,0259669781,0459761,0171,0891,205

サッシ

 2020年度の住居ビルにおいては、民間集合住宅は新型コロナウィルスの影響で現場調査や理事会・総会が延期される為減少、一方公営賃貸住宅では各社とも個別防火認定品への切替が進むが、全体では減少傾向が進むと見込まれ、また非居住系ビルにおいても、住居ビル同様に新型コロナウィルスの影響を受けて発注量が減少すると見込まれる。
 2022年度以降は居住・非居住ビルともにストックの増加に伴い、堅調に増加していくものと予測される。

外装

 2020年度は新型コロナウィルスの影響で計画が延期される為減少すると見込まれるが、2022年度以降は非居住ビルのストック増加に伴い、美観向上・外壁剥離による災害防止・断熱性能向上などから外装改修の需要も増加していくと予測される。

ドア

 2020年度は国の補助金や地方自治体の玄関ドアの助成金の継続・拡大により、マンション等の住居ビルの玄関ドア改修及びその他のドアについても横ばいであり、全体ではやや増加すると見込まれる。また、2022年度以降については健康改修や省エネ改修のニーズの高まりと、民間分譲マンションストック戸数・公共住宅の玄関ドア改修が増えることにより、増加すると予測される。

手すり

 協会タイプについては、19年度に調査工事(1500戸)が実施され、協会タイプが前年比400%と大きく伸びた。
 2020年度は新型コロナウィルスの影響で減少すると見込まれるが、2022年度からは徐々に回復し公共住宅の発注量が増加すると予測される。2020年度の一般タイプについても官庁の発注計画が減少傾向であるが、2022年度以降の民間市場のストック増加により横ばいに推移すると予測される。

メンテナンス

 2020年度は、新型コロナウィルスによる換気対策需要により部品交換や小修繕が見込まれる。2021年度は2020年度の影響が残りメンテナンス等の設備投資を控える動きが予測されるが、2022年度からはゆるやかな回復が見込まれる。

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