需要予測と売上高集計とその分析

平成29年度売上高集計の分析 (期間: 平成29年4月~平成30年3月)

改装売上高推移

平成29年度の売上高は全体で、966億円と対前年同期比94%となり、昨年度よりダウンした結果となってしまったが、平成27年度比は約102%と上昇。
地区別では東北・北信越・中国・四国は前年同期比よりアップしているが、マンション市場が集中する東名阪地域においては、国策による高性能建材導入促進事業の規模が半減した影響により、全体的に前年比ダウンの結果となった。
直契約比率も前年よりダウンし10%であった。やはり関東と関西のダウンが影響したといえる。
(表内に記載なし)

全国売上高推移 改装売上高地域別推移
 北海道東北北関東関東北信越中部関西中国四国九州
平成27年度36.559.135.4393.142.758.6173.147.722.681.0
平成28年度37.252.236.2430.744.672.2188.745.419.937.9
平成29年度35.760.532.7384.144.967.7178.0 46.217.798.7
平成28年度 地区別売上高構成比 改装の主要商品売上高推移
 平成27年度平成28年度平成29年度
手すり28.833.223.2
外装20.614.621.4
ドア185.8226.9240.2
534.4545.4469.9

改装の主要商品別売上高推移

外装とドアが大きく伸長し、ドアについては対前年同期比106%、特に居住ビルの玄関ドア改装が対前年同期比110%と大きく伸び、この要因は国交省からの補助金が影響しているものと考えられる。また外装は平成27年度以上に回復した。
玄関ドアの直契約比率は、前年に引続き 24%と一番高かった。(表内記載なし)

改装の用途別売上高推移
 平成27年度通期平成28年度通期平成29年度通期
庁舎56.663.762.5
病院66.569.456.9
一般ビル259.6281.5303
住居ビル379.9435.9360.8
学校187.3 174.5 183.0

用途別改装売上高推移

学校・一般ビルが前年比105%、108%の伸びになり、一般ビルは昨年に引続きの伸びとなった。その要因はオリンピックに向けて、これまで計画段階であった改修工事が顕在化したためと考える。
ただ、毎年成長してきた居住ビルの売上高は対前年75億円減と、平成27年度の水準となり、全体の売上高を引き下げる要因となっている。ここでも補助金事業縮小によるマンションの窓改修減少影響が表れている。
ただし直契約比率は24%と一番高い。(表内に記載なし)

建築改装協会需要予測

(単位:億円)

年度
商品
2013
実績
2014
実績
2015
実績
2016
実績
2017
実績
2018
見込み
2020
予測
2023
予測
2027
予測
ST→AL652542111
AL→AL564503529538463510465525569
浴戸343333322
小計573512534546470512466526570
外装パネル109158811131414
GCW61256910141516
その他3011433262
小計192121152124305532
ドア玄関706155798796116147169
玄関(本体のみ)911128101111108
PS等111111101111121315
軽量ドア323048484546484951
重量ドア42576082878995110134
小計164170186227240252282329377
手すり協会型335423102020
一般262424292118182123
小計292729332321284143
メンテナンス272123252121222426
面格子223233333
内装5616474646474951
フロント138135138130142143146151157
合計9578949501,0259661,0231,0241,1781,259

サッシ

2017年度は経産省の補助金が前年度より30億円程度減額された影響を受け、集合住宅での出件が予想を下回ったと思われる。
今年度は前年度同等並みの補助金予算が配分され大きな数字の落ち込みが無いと思われる。
加えてURの首都圏での発注が前年に比べ今年度は倍の戸数が予定されている。
学校改修においては建築後25年以上経過した施設が7割を占めることから学校施設の長寿命化改修が今後も見込まれる。
以上の要因から前年度の10%アップとした。
しかし、2020度については2019年10月の消費増税の影響により、減少すると予測した。

外装

見通しとして、美観向上及び外壁剥離による災害防止のためのパネル改修は今後も伸びると見込まれる。
GCWは美観向上・ZEB化(2030年度まで)により2020年頃より需要は上がる見通し。
その他は特定な市場に限られることより横ばいと予測される。

玄関ドア

玄関ドアは、2017年度実績の伸びに関してはプレスドアの取替に加え、初期の化粧鋼板ドアの交換が増えたことと、
ドアの対震化、意匠性の向上に加え、錠前の操作性、防犯性能の向上による需要が高まったものと考えられる。
2018年度以降はストック住宅の伸びと健康改修住宅の推進により10%UP。2023年度以降は高齢化に伴う改装需要の停滞により、
5%UP、2025年度以降は人口減少により3%UPの予想。玄関扉の取替需要は、省エネ基準の影響で横ばいもしくは、減少。重量ドアは従来のリニューアル工事+大規模なリノベーション工事(用途変更)が増えた為需要が増えたものと考えられる。
2020年以降は防火設備の定期点検の義務化により防火ドアの是正工事の増加が見込められる。

手すり

スチール製の手すりから、アルミ製手すりへの潜在的な改修需要は継続し増加傾向と見込まれる。
UR・民間案件については大規模改修工事との兼ね合いによるところが多く、増加傾向と予測。
官公庁案件については需要はあるが予算配分により多くの出件が望めず減少と予測。

メンテナンス

 住居ストックが年6%づつ増加する影響で需要が拡大すると見込まれる。
2020年度以降、メンテナンス対象の市場は増加が見込まれるが、サッシの耐久性が向上しており、部品交換のサイクルが伸びると予想される。需要の伸び率はストックの伸びほど期待できない。

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