売上高集計の分析

2020年度売上高集計の分析 (期間: 2020年4月~2021年3月)

※2020年度の改装売上高集計は建築改装関連の一種正会員4社、二種正会員4社、一種準会員7社、計15社の地域別・商品別・用途別売上高を集計し分析したものです。
※【地区区分】(北海道):北海道、(東北):青森・秋田・岩手・宮城・福島・山形、(北関東):栃木・茨城・群馬、(関東):東京・千葉・埼玉・神奈川・山梨、(北信越):長野・新潟・富山・石川・福井、(中部):静岡・愛知・岐阜・三重、(関西):大阪・滋賀・奈良・京都・和歌山・兵庫、(中国):岡山・鳥取・島根・広島・山口、(四国):愛媛・高知・香川・徳島、(九州):福岡・大分・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄

改装売上高推移

2020年度の改装売上高は931億円(前年比89%)となり、コロナ禍の影響を受けた結果となった。
地区別売上高構成では関東・関西地区が全体の約6割を占めており、この地区での減少が大きく影響している。しかし北海道・東北・中部・九州は前年同等を維持している。
直契約比率はここ数年10%前後で推移している。(表内に記載なし)

全国売上高推移 地域別売上高推移
 北海道東北北関東関東北信越中部関西中国四国九州
2018年度通期33.045.730.8420.542.375.8178.841.218.291.8
2019年度通期30.551.036.1451.048.971.7194.543.920.098.0
2020年度通期32.050.932.6402.939.770.7149.640.418.394.1
地区別売上高構成比 改装の主要商品売上高推移
 2018年度通期2019年度通期2020年度通期
手すり26.9 37.228.8
外装17.735.8 24.7
ドア223.4 248.9234.5
480.7494.3439.4

改装の主要商品別売上高推移

改装全体に占める割合が最も高い窓においてコロナ禍の影響により民間の直契約の落ち込みと、公共住宅などの発注減も重なり減少傾向となった。
ドア・手すり・外装においては減少しているが2018年度との比較では増加となっており、改修の重要性について認識が高まっていると考えられる。

改装の用途別売上高推移
 2018年度通期2019年度通期2020年度通期
庁舎54.0 61.457.9
病院54.160.849.2
一般ビル331.6339.6322.9
住居ビル392.4414.1333.5
学校146.0 169.7167.7

用途別改装売上高推移

学校・一般ビル・庁舎については換気対策の需要増によりほぼ横ばいとなったが、住居ビルと病院においてはコロナ禍による工事延期などの影響を受けて減少となった。
特に住居ビルにおいては、直契約(民間)で33億円の減少、公共住宅の発注減を含め合計で 約80億円と大きく減少した。

一般社団法人建築開口部協会 需要予測

(単位:億円)

年度
商品
2015
実績
2016
実績
2017
実績
2018
実績
2019
実績
2020
実績
2021
予測
2023
予測
2026
予測
2030
予測
ST→AL25453181111
AL→AL529538463474489420450468496536
浴戸3332222211
小計534546470481494439453471498538
外装パネル15881011178101314
GCW569725769810
その他1140.2011111
小計21152117.2362515202225
ドア玄関5579877691778596114144
玄関(本体のみ)1281010757666
PS等11101110151415141414
軽量ドア48484546534545464850
重量ドア6082879183949597100104
小計186227240233249234247259281317
手すり協会タイプ5422865101020
一般タイプ24292125292325303030
小計29332327372930404050
メンテナンス23252126252323242628
面格子3234344445
内装16474650625050515459
フロント138130142139139127127130133139
合計9501,0259669771,0459319499981,0591,161

サッシ

2021年度は、前年度にコロナ禍により延期された工事について回復が見込まれるため、対前年度103%の伸びとした。
2022年度以降は、以下の要素を総合的に勘案し、対前年度102%の伸びとした。

  • ①民間住宅ストックが毎年103%増加すると見込まれる。
  • ②公共住宅については、防火設備の個別認定品の各社開発が進展していることから発注増が見込まれる。
  • ③学校については、これまでに長寿命化工事が実施されており、今後は横ばいで推移すると思われる。

外装

2020年度は大型パネル工事が実績17億円(前年比213%)と大きく伸びた。
昨年はコロナ禍の影響で大きく受注が減少し、今年度の売上としては大きく落ち込むことが見込まれる。
今後の見込みとしてオフィスビルでは働き方の変化で空室率が多くなり改修計画が先送りされているため回復が遅れると見込まれるが、2024年度は’25年開催の大阪万博需要が期待される。

玄関ドア

玄関ドアについては、2020年度の減は新型コロナの影響による工事延期と見直しが原因によるものである。
2021年度以降は回復の兆しがあり、緩やかに増加すると予測される。
国・地方自治体による玄関ドアの助成金事業は現在東京都だけであるが、今年度までとなっており、駆け込みの需要が見込まれる。
国土交通省の統計資料によると、民間分譲は10年後には築30年から40年の対象ストック数は現状の1.35倍となっており平均すると年1.03倍にて推移するものと予測される。
公共住宅については今後発注が見込まれると予測。
軽量及び重量については、事務所等の改修が横ばいで推移すると予測される。

手すり

2020年度は新型コロナウィルスの影響で減少し、今年度は昨年同様と予測されるが22年度からは徐々に回復し、特に24年度から公共住宅の発注量が増加すると予測される。
一般タイプについては関東において前年の1.2倍程度と予測されており、その他民間ストック市場の伸びと合わせ増加傾向と予測。

メンテナンス

2020年度は、新型コロナウィルスによる換気需要による網戸設置工事及び部品交換や小修繕が中心で計画の多くが延期となり21年も同傾向と予測され、発注は22年度以降と期待され、ゆるやかな回復が見込まれる。
住居ストックは年間103%アップと推定されるが、その他の用途は伸び率が低いため102%で推移すると予測される。

ページ先頭へ戻る